CONTENTS
おりもの異常
●いつもと違うおりもの
contents 01
どんな時に受診したらいいですか?
おりものが「いつもと違う」と感じたらご相談ください。
色に関しては一般的に透明に近い白色をしており、下着に付着すると薄い黄色になります。
匂いに関しては、おりものの中にあるデーデルライン桿菌と呼ばれる細菌により少し甘酸っぱい匂いがあり、卵白のような状態が一般的に正常なおりものです。
正常なおりものの状態は個人差があるため、色やにおい、粘り、量など「いつもと違う」と感じたらお気軽にご相談ください。病気によるおりものの特徴的な変化は、こちらをご覧ください。
contents 02
正常なおりものって?
個人差があるため、普段の正常な状態を把握しておくこと大切です。
●半透明〜白く濁ったおりもの(下着についた時は黄色っぽく見えることもあります)
●卵の白身のようにとろっとした少し粘り気のあるおりもの(特に排卵日前に多い)
●無臭ではなく少し甘酸っぱい香りがする
●生理と生理の間ぐらいに出るやや茶褐色のおりもの
このようなおりものは、ごく正常な状態のものです。
おりものは、生理周期によって形状や量が変化するため、普段の正常な状態を把握しておくことで、おりものの異常に気が付きやすくなります。
contents 03
どんな病気の可能性がありますか?
感染症や炎症、腫瘍などが考えられます。
カンジダ膣炎、頸管炎
●おりものの変化
-
量が多く、白い
-
チーズや豆腐のような形状
-
ポロポロとした状態
●その他の症状
-
外陰部のかゆみ
-
灼熱感、刺激感
-
性交時の疼痛
細菌性膣症
●おりものの変化
-
量が多く、魚のような匂い
-
均一な灰白色
●その他の症状
-
強い外陰部のかゆみ
-
刺激感
トリコモナス膣炎、細菌性膣炎
●おりものの変化
-
量が多く、魚のような匂い
-
均一な灰白色
●その他の症状
-
強い外陰部のかゆみ
-
刺激感
淋菌感染症
●おりものの変化
-
量が多く、黄緑色に見える
-
腐ったような悪臭
●その他の症状
-
下腹部痛
-
発熱
クラミジア感染症
●おりものの変化
-
量が多くなることがある
-
水っぽいものが増える
●その他の症状
-
下腹部痛、発熱
-
無症状の場合もある
子宮頸がん、萎縮性膣炎、子宮頸管ポリープ
●おりものの変化
-
量はふつう
-
赤褐色、茶褐色、ピンク色
●その他の症状
-
不正出血
-
性交時出血
子宮体がん
●おりものの変化
-
赤褐色・茶褐色
●その他の症状
-
不正出血
contents 04
おりもの異常は、性感染症でしょうか?
おりものの異常は、性感染症に関連していることも多いです。
性感染症検査を行い、早期に適切な治療を行うことが大切です。
おりものに異常が起こるのは、様々な原因が考えられます。
定期的に性交渉のある方は、性感染症検査がおすすめです。
contents 05
費用の目安を教えてください。
初診料
約900円
カンジダ・雑菌
約660円
トリコモナス(培養検査)
約1,000円
クラミジア・淋菌検査
約1,400円
子宮頚がん検査
約1,200円
子宮体がん検査
約2,000円
※トリコモナス(培養検査)とクラミジア(淋菌)の同時保険診療はできません。
※保険で3割負担の場合